平均飛距離300ヤード以上の選手
PGAプロが300ヤードを超える確率
300ヤードを飛ばす為のヘッドスピード
300ヤードプレーヤーのボールスピード
300ヤードプレーヤーのスピン量
300ヤードプレーヤーのフェアウェイキープ率
あなたの飛距離はどれくらい?
テレビやインターネットが身近になり、世界トップのプレーが日本に居ながらも簡単に観る事ができるようになりました。
『世界のトッププロは何であんなにドライバーが飛ぶんだろう?』
テレビ中継を見ていても簡単に300ヤードを超えて飛ばしてくるドライバーに憧れを持っている人は多いでしょう。
世界のトッププロゴルファーは、最先端のスイングやトレーニングも取り入れてる事で日々進化しています。
その結果、10ヤード以上も飛距離は伸びており、今の飛距離は平均で300ヤードを超えています。
また、ドライバーやボールの性能も年々進化しており我々ゴルファーを助けてくれます。
最近のヘッドは高慣性モーメントになっており、大きなエネルギーを楽に生み出せるようになってきています。
また低重心化されたドライバーは最適な弾道になるようにスピン量も抑えてくれます。
今回は300ヤードを超えのプレーヤ達が、どのようなポテンシャルで打撃しているかをデータから紐解いていきます。
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平均飛距離300ヤード以上の選手
2019年度のシーズンで平均飛距離が300ヤードを超えた選手は50名もいます。
全体で188名(ランキング掲載分)なので、実に4人に1人は300ヤードを飛ばす事ができます。
2年連続でドライビングトップのローリー・マキロイを差し置いて、キャメロンチャンプが最も飛ばすプレーヤーとなりました。
平均飛距離は317.9ヤードと300ヤードを軽く超えています。
チャンプはPGAツアーの中でも抜き出たパワーを持っており、ヘッドスピード57.9m/sという驚異的な初速で飛ばす事ができます。
300ヤード超えの確率も「73%」となっており、ほとんどのショットで300ヤード超えを達成しています。
このレベルになると、キャリーで300ヤードを超える事ができる弾道です。
打ち損じて曲げたり刻まなければ、ラフやバンカーに入っても300ヤードは飛ぶのです。
2019年の最高飛距離は「417ヤード」であり、ジャスティントーマス選手が記録しています。
松山選手は31位につけており、平均飛距離は303ヤードとなっております。
彼のヘッドスピードは52.5m/sとPGA参戦初期の51m/sから1.5m/sも上がっています。
300ヤード代の前半のプレーヤー達は、ボールの初速が77m/s~78m/s付近にある事が分かります。
300ヤードぎりぎりのレベルになると、300ヤードを超える確率が50%と1/2回くらいに割合が減っています。
このレベルではキャリーが290ヤード付近であり、曲げたり風によっては飛ばないケースも見られます。
それでも日本ツアーとは比べものにならないくらいの飛距離である事は間違いないでしょう。
さすがは世界最高峰のツアーですね。
PGAプロが300ヤードを超える確率
平均飛距離300ヤード以上の選手は、PGAツアーには50名います。
平均値で300ヤードを超えるので、50%以上の確率で300ヤード以上飛ばしています。
また、平均310ヤード以上のプレーヤーは、70%以上の確率で飛ばす事ができます。
このデータの面白い所は、下位の選手になります。
平均飛距離が270ヤードの選手でも10%の確率で300ヤードを超える事ができます。
1ラウンドに1回のペースでは300ヤードを超えているのです。
コースコンディション・風などの好条件の場合は、飛距離が出ない人にもチャンスがあるのです。
最も平均飛距離の低いプレーヤーはB.ゲイ選手で、平均274.9ヤードになっています。
ヘッドスピードは47.4m/sであり、300ヤードを超える確率は8.6%になります。
300ヤードを飛ばす為のヘッドスピード
飛距離を出すのに最も重要なのがヘッドスピードを上げる事です。
ヘッドスピードと平均飛距離は相関関係が非常に強く、右肩上がりに大きくなります。
300ヤード飛ばすにはどのくらいヘッドスピードが必要なのでしょうか?
ほとんどのPGAツアープレーヤ達は48m/sを超えるヘッドスピードで振っています。
しかし、300ヤードを超えるには最低でも51m/s以上はないと飛ばせない事がグラフからわかります。
最も早いヘッドスピードの選手はキャメロンチャンプですが、遅い選手はどうでしょう?
最もヘッドスピードの低いプレーヤーはB.スチュアード選手で、平均47.3m/sになっています。
飛距離は276.6ヤードだが、300ヤードを超える確率は13.4%とそこそこ高い数字になっています。
貴方はどのくらいのスイングスピードで振っているでしょうか?
45m/sを超えると、アマチュアで飛ばし屋だと言えるでしょう。
もしかしたら、PGAプロ並みの50m/sを超えている方もいるかもしれません。
しかし、ここでは『無理なく振れるスイングスピード』を知ることが重要です。
実際のラウンドは曲げたり、空振りしないように打つのでスイングスピードが落ちます。
練習場やラウンドで実際のボールを打ちながら測定してみる事が大切です。
300ヤードプレーヤーのボールスピード
ヘッドスピードが飛距離には重要だが、いくら早く振ってもきちんとボールに当てないといけません。
きちんと芯で打てたかどうかは、ボールスピードを見ればわかります。
300ヤードプレーヤーのボールスピードは75m/sを越えています。
これは時速だと320kmとなり、新幹線よりも早い速度で打ち出しているのです。
最もボールスピードが速いのはもちろんキャメロンチャンプです。
彼のスピードは平均85m/sと、なんと300ヤードプレーヤーの10m/sも速いのです。
「まさにキャメロンチャンプは怪物」という事がわかるでしょう。
300ヤードプレーヤーのスピン量
飛距離とスピン量の関係はどうでしょう?
最近は用具の進化により、スピン量がものすごく少なくなりました。
これは吹け上がって飛距離をロスするケースが少なくなり、風にも強い弾道になっているのです。
トッププロ達は高いヘッドスピードで振りながらも、3200rpm以下のスピン量で打っています。
特に多くのプレーヤーが理想とされる2300rpm-2600rpmの中で打つ事ができています。
アマチュアでは4000rpmを超えて飛距離をロスしている人ががまだまだ沢山いると思います。
是非、自分のスピン量を知る事で少しでも飛距離アップに繋げましょう。
300ヤードプレーヤーのフェアウェイキープ率
300ヤードを超える飛距離の選手達は、ドライバーが曲がるかどうか気になる所です。
フェアウェイキープ率と飛距離のグラフを見ると、飛距離が伸びるほどキープ率が低くなっている事がわかります。
ブレ幅が同じでも、飛んでる距離が長いほど曲がる幅が大きくなるからです。
しかし、300ヤードでも70%近いキープ率や、280ヤードでも50%のキープ率しかないプレーヤーもいます。
「ドライバーの飛距離とコントロール性は別物」だという事が言えるでしょう。
最近では直進性が高いクラブを真っ直ぐに打つプレーヤーが増えてきました。
より飛んで曲がらないプレーヤーがゴルフを有利に進める事ができ、PGAツアーではそういう選手が勝つのです。
最もフェアウェイキープ率の高いプレーヤーはR.ムーア選手です。
平均のキープ率は75.5%と非常に高い数値になっています。
あなたの飛距離はどのくらい?
あなたの飛距離のポテンシャルはどうでしょうか?
『自分のスイングスピードに合った最適な打撃条件を知り、その条件で打てるようになるコト』です。
多くのアマチュアゴルファーは、飛ばそうとする時ヘッドスピードを少しでもあげようとリキみます。
その結果、最適な打撃条件から離れたようなショットになり、結果的に飛距離をロスしてしまうのです。
特に『スライサー』や『弾道が低い方』は大きく飛距離アップする可能性があります。
PGAツアーのデータを分析すると、
飛距離距離(yard)=打ち出し角-スピン量×0.005+(ボール速度×3.44+36.37)
であなたの飛距離の予測値を計算する事ができます。
これは機械学習を用いて算出したデータである。(PGAツアープロ150名データを利用)
R2=0.85となっており、そこそこ精度の高いデータだと言える。
上記の式に当てはめた飛距離予測と実際の飛距離データを比較してみると分かるだろう。
例えば一般的なアマチュアの条件で当てはめてみましょう。
打ち出し角 9度
スピン量 3200rpm
ボール速度 60m/s
のプレーヤーであれば、予測される飛距離は
打ち出し角(9)-スピン量(3200)×0.005+(ボール速度(60)×3.44+36.37)
となり、
『235,8yard』
になります。
ここから、飛距離アップをするためには
ボール初速を1m/s上げると、3.4ヤードアップします。
スピン量を500rpm下げると、2.5ヤードアップします。
打ち出し角も2度上げると、2ヤードアップします。
筋トレやスイングを変えなくても飛距離アップできそうな気がしてきませんか?
あくまでも理論値ではあるが、目標になる飛距離になると思います。
さあ、この式を利用してあなたの飛距離を算出しましょう。
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